Codex / 学習ガイド

小さな変更を頼み、結果を確かめる

提案・実変更・確認を分け、小さな変更の頼み方と確かめ方を読む

この記事の例

架空の読書メモ一覧に小さな表示を加える例で、提案・実変更・確認を分けて見ます。

例の前提と実行しない操作

読むだけで完了し、アカウント接続、Codex起動、ファイル変更、課金、PR作成、公開は不要です。アプリや依頼文は架空で、実測していません。

便利な場面と依頼の材料

本が1冊もない一覧が空白だとします。「0件なら『まだ読書メモはありません。』と表示する」変更は、範囲と成功条件を絞って頼みやすい例です。

  • 対象:一覧表示の処理と既存の単体テスト
  • 残す:1件以上の表示、登録データ、並び順、登録操作
  • 禁止:他の画面、デザイン全体、保存方法、依存パッケージの変更
  • 終了:差分、実施したテストと結果、未実施の確認を報告。commit、push、PR、merge、公開には進まない

まずは提案だけ

CodexのPlan mode(対応画面では /plan)は、実装前に計画を立てる機能です。計画では関連するソースと既存テストを読むことは許可し、ファイル編集とコマンド実行はしない、と依頼に明記します。読む手段がない場合は、読めないと伝えて止まるよう頼みます。

次は教材用の依頼文です。実際には送信していません。

お願いの文
架空の読書メモアプリで、一覧に本が1冊もないと何も表示されません。まず提案だけをください。0件のときだけ「まだ読書メモはありません。」と表示し、1件以上の表示、登録データ、並び順、登録操作は変えない方針です。他の画面、デザイン全体、保存方法、依存パッケージも対象外です。計画のために関連ソースと既存テストを読むのは構いませんが、ファイル編集とコマンド実行はしないでください。変更候補、確かめ方、不明点を挙げてください。対象を読めない場合やテストが見つからない場合は、推測せずそのことを伝えて止まってください。

計画で対象ファイル・残す条件・確認方法を読みます。範囲が違う、確認方法が不明なら、実装へ進まず計画を直すか止めます。

提案を読んでから実変更

提案を読んで実装へ進むと決めたときだけ、次のように別の依頼をします。実際のCodexへ送れば、プラン、モデル、作業量などに応じて利用枠を使います。この練習では送信も実作業も不要です。

お願いの文
提案された範囲で実装してください。編集前に既存の変更を確認し、上書き・削除しないでください。0件表示と既存テストだけを変更し、1件以上の表示と登録データが変わらないことを確かめてください。既存テストを実行し、コマンドと結果を示してください。実行方法が分からない、新しい依存が必要、既存変更と区別できない場合は、作業せず説明して止まってください。変更ファイル、差分、実施した確認、未実施の確認を分けて報告してください。commit、push、PR作成、merge、公開はしないでください。

依頼文だけで操作範囲は決まりません。Codexの権限や確認画面も見て、知らないアクセス要求や対象外の操作には進まないでください。

返事を確かめる

次は教材用の不十分な架空報告です。実際の出力ではありません。

お願いの文
対応しました。テストも大丈夫です。

これだけで成功と判断してよいでしょうか。いいえ。どのファイルをどう変えたか、実際の差分、実行したテストの正確なコマンドと具体的な結果が分かりません。次のように頼み直せます。

お願いの文
変更したファイルと差分を示してください。実行したテストは正確なコマンドと結果を、実行していない確認は「未実施」と分けてください。テストを実行できなかった場合は「未確認」としてください。

実際の返事では、ログと差分が報告に合うかを照らします。全体テストやブラウザー表示をしていないなら、そのまま未実施として残します。

差分、テスト、PR、merge、公開

差分は何が変わったか、テストは指定した条件を確かめたかを示します。どちらも見て、意図した範囲か確認します。

  • commitは変更を履歴に記録し、pushはブランチを接続先へ送る
  • PR(Pull Request)は変更のレビューを求めるもの。作成だけではmergeされない
  • mergeは確認後に変更を対象ブランチへ取り込むこと
  • 公開・デプロイは利用者が使う環境へ届けること。merge後に自動で進む仕組みもあるので、配信状態を別に確かめる

Codexのレビュー会話だけでは、コメント投稿・承認・mergeにはなりません。この練習は差分とテストを読むところで止まります。

失敗したとき、どう戻す?

テストが失敗したら、エラー、実行したテスト、変更ファイルを確認します。「原因と、この範囲だけで直す最小案を説明してください。まだ編集しないでください」と頼み、修正案を読んでから次へ進みます。

変更が不要なら、戻す前に差分と作業場所に他の変更がないか確かめます。ChatGPTデスクトップアプリのGit機能では、差分を見て変更箇所やファイルを戻せる場合があります。元から別の変更がある、同じファイルを誰かが編集した、戻す場所が分からないときは一括で戻さず止めます。Gitチェックポイントや分離したWorktreeがあれば、今回の変更を見分けやすくなります。戻した後は差分と関係するテストを再確認します。

Local、Worktree、Cloud

  • Local:自分のコンピューターのプロジェクトで作業する。既存ファイルや未保存の変更を先に確認
  • Worktree:ローカルGitプロジェクトに別の作業場所を作る。並行作業や元の作業場所を保ちたいときに便利
  • Cloud:Codex Cloudで利用可能に設定され、自分がアクセスできる環境を使う。利用範囲は自分だけやワークスペースなどに設定でき、一般公開とは限らない。環境の「Publish」はCloudタスクから使える状態にする操作で、利用者向けサイトの公開とは別。タスクごとに作業ファイルが分かれ、手元のファイル、ブラウザーのログイン状態、VPNは自動で移らない

読むだけなら環境は不要です。実際に試す場合は、ファイルの場所と既存変更を確かめます。

プラン・環境・利用枠

2026年10月4日に確認したOpenAI公式案内では、Codexが含まれるプランが複数あり、使える画面やモデル、提供状況、上限はアカウント・端末・ワークスペース設定などで異なります。Cloudタスクには、Codex Cloudで利用可能に設定され、自分がアクセスできる環境が必要です。利用枠はモデル、作業の大きさ、ツール、ローカルかCloudかで変わり、Cloudでは多く使う場合があります。現在の上限・リセット時刻は利用状況画面で確かめ、固定回数や無料・無制限を前提にしないでください。追加クレジットやAPI利用の表示が出たら、条件と金額を確認してから進みます。

このページを読むだけなら、Codex起動、GitHub接続、課金は不要です。実際に依頼文を送れば利用枠を使い、プロジェクト情報を送る場合があります。送ってよい情報と利用条件を先に確かめます。

公式資料

公式資料のリンク(6件)

確認日:2026年10月4日。条件は変わるため、利用時に最新案内と自分の利用状況を確認してください。