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文章生成LLMのしくみを見てみよう

トークン・学習・応答生成・外部検索を区別して読む

この記事の例

ここでは、文章を作るAIの一種「大規模言語モデル(LLM)」が文章を作る流れを見てみましょう。

説明の範囲と注意

これは生成AI全般や、すべての製品が同じ仕組みだという説明ではありません。

文章は小さな単位から作られる

入力文は「トークン」と呼ばれる小さな単位に分けられます。単語まるごとのことも、一部や記号のこともあります。モデルはそれらを文脈を計算できる数値表現にし、文全体のつながりを手がかりに、次に続きそうなトークンの確率を計算します。

計算結果から一つ選び、入力やここまでの文章に足す。この手順を繰り返して文を作ります。毎回いちばん確率が高いものを必ず選ぶとは限りません。図は考え方を単純化した説明で、実際の内部処理をすべて表すものではありません。

学ぶときと、返事を作るとき

学習では、文章の続きを予測する練習を通して、予測がうまくなるようモデルの内部設定を調整します。応答時は学習済みの内部設定を使って文章を作ります。通常は、返答を作るたびにモデル本体を学び直したり、内部設定を書き換えたりするわけではありません。

検索は文章生成とは別の工程

LLM単体は検索エンジンではありません。検索機能を組み合わせる仕組みでは、別工程で資料を探し、その結果を文章を作る材料として入力へ加える場合があります。検索が使われるかどうかは機能や設定によって異なります。

自然な文章も、事実確認を

文として自然でも、内容が正しいとは限りません。知らないことや曖昧なことにも、もっともらしい答えを返す場合があります。日付・数字・固有名詞など大事な事実は、信頼できる出典で確かめましょう。

架空の短文で考える

次は教材用の架空の例です。実際のモデルが計算した確率や回答ではありません。

お願いの文
「雨が降ったので、傘を持って」

この文の次に来る言葉を考えると、「出た」のような続きが自然そうです。モデルは実際には多数の候補に確率を割り当て、そのうち一つを選んで文脈に足し、また次を予測します。

文章生成LLMの一例。学習時はテキスト例から次のトークンを予測して内部設定を調整します。応答時は追加した文章を入力と合わせ、次のトークンを選んで足す操作を繰り返します。必要な場合は外部検索で資料を探し、検索結果を点線で入力へ加えます。
学習時に内部設定を調整し、応答時は追加した文章を文脈に戻して次を予測。検索が必要な場合は、別工程で資料を探して入力へ加えます。

参考資料

参考資料のリンク(4件)

出典は仕組みの概念を確認するために参照しました。2023年の講義資料や2020年の研究論文は、現在の各製品の機能・利用条件・内部実装を示す資料としては扱っていません。教材確認日:2026年10月6日。