基本 02 / 06
してほしいことを少し具体的に伝えよう
目的と条件を言葉にする
準備:読むだけなら不要です。練習には教材内の例を使えます。
今日のゴール
「何をしてほしいか」「どんな条件か」「どんな形で答えてほしいか」を、一つずつ書けるようになりましょう。難しい言葉や長い文章は必要ありません。ChatGPTに送る依頼文は「プロンプト」とも呼ばれます。この教材では、まず「お願いの文」と考えれば大丈夫です。
お願いの文に、目的・条件・答え方を添えると、返答を選びやすくなります。返ってきた案が合わないときは、条件を変えて頼み直せます。今回は家で使える90分の計画を作り、時間の合計と順番も自分で確かめます。
30分の補助例:家で気分転換する
休日に家で楽しめることを探すなら、たとえば「家で」「買い物をせず」「30分以内」「3つ」「始め方は各2文以内」と伝えられます。
休日に家で気分転換したいです。新しく物を買わず、家にある紙やペンだけで、30分以内に楽しめることを3つ考えてください。それぞれ、始め方を2文以内で説明してください。
以下は教材用に作った回答例です。実際の返答はそのときによって変わります。
- 一筆書きで遊ぶ:紙からペンを離さず、身近な物を描いてみる。
- 言葉を集める:好きな食べ物や場所を書き出し、短いお話を作る。
- 紙で小さな作品を作る:紙を折ったりちぎったりして、形に名前を付ける。
たとえば絵を描きたくなければ「絵を描く案は外して、別の案を2つください」と、同じ会話で希望を足せます。
90分の計画を作る
できること
やりたいことと使える時間を伝え、無理のない順番の案を作れます。全部を詰め込まず、休憩と予備の時間を残し、長い作業は今回できる範囲に小さくします。
例は「机の片付け」「読書」「紙工作」を家で行う架空の計画です。本文、回答、失敗例は教材用に作ったもので、実際のChatGPT出力や実行結果、需要や効果の実測ではありません。予定は候補として読み、自分の体調や都合に合わせて変えます。住所や家族の詳しい予定は入力しません。
短い手順
- やりたいことと、使える時間を決めます。
- 優先したい順番、休憩、道具を買い足さないなどの条件を添えます。
- 試す場合は公式ChatGPTの会話にお願いの文を入れ、入力内容を見直してから送ります。
- 各作業の時間を足し、順番と条件を確かめます。合わないところがあれば具体的に頼み直します。
コピーできる例
家で過ごす90分の計画案を作ってください。机の片付け、読書、紙工作をしたいです。机の片付けを最初にし、紙工作は最後の主な作業にしてください。その後に予備時間や道具の片付けがあっても構いません。休憩10分と、遅れたときの予備10分を入れてください。新しく物は買わず、紙工作では家にある紙とペンだけを使います。開始からの経過時間で示し、各作業の始め方を1文ずつ添えてください。90分以内に収めて、長くかかる作業は今回行う範囲を小さくしてください。予定登録や買い物はせず、案だけ出してください。
回答の見本
以下は教材用に作った回答例です。
- 0〜20分 机の片付け:机の上の物だけを、残す物と移す物に分けます。
- 20〜45分 読書:読みたい本の続きから、区切りのよいところまで読みます。
- 45〜55分 休憩:作業を止め、楽な姿勢で休みます。
- 55〜80分 紙工作:紙を折って、ペンで模様を描きます。
- 80〜90分 予備:作業の遅れを吸収し、余れば道具を片付けます。
合計は20+25+10+25+10=90分です。時間どおりに終わる保証はありません。片付けを部屋全体に広げず「机の上だけ」にしたことも確認します。
頼み直し
失敗例の時間の内訳(順番ではありません)は、片付け40分+読書30分+紙工作30分+休憩10分+予備10分=120分です。「90分の計画」と書かれていても、時間を足して確かめます。この例では、休憩と予備を残す点は合っていますが、合計が90分を超える点が違います。守る条件(休憩・予備と希望の順番)と避けたいこと(90分超過)を分け、今回は時間配分だけを直します。
今の案は合計120分なので、90分以内へ直してください。休憩10分と予備10分は残してください。片付けは机の上だけにして20分以内、読書は20分にしてください。紙工作を最後の主な作業にし、その後に予備時間や道具の片付けを入れても構いません。各区間が重ならないよう経過時間で示してください。各作業の始め方も1文ずつ添え、元の回答と同じ説明の形を保ってください。
修正後の見本も教材用の例です。
- 0〜20分 机の片付け:机の上の物を、残す物と移す物に分けます。
- 20〜40分 読書:読みたい本の続きから、区切りのよいところまで読みます。
- 40〜50分 休憩:作業を止め、楽な姿勢で休みます。
- 50〜80分 紙工作:紙を折って、ペンで模様を描きます。
- 80〜90分 予備と片付け:遅れに使い、余ったら道具を片付けます。
合計は20+20+10+30+10=90分です。紙工作を短くしたければ「紙工作は15分までにし、残りは自由時間にしてください」と、もう一度希望を伝えられます。それでも意図とずれたら、目標を「休憩と予備を残して90分以内にする」の一つに絞り、ほかの希望は一つずつ足して確かめます。
確認
- 作業・休憩・予備をすべて足して90分以内ですか。時間が重なったり、抜けたりしていませんか。
- 机の片付けが最初で、紙工作が最後の主な作業ですか。その後の予備時間や道具の片付けも条件に合っていますか。
- 家にない道具や、新しい買い物が必要な案になっていませんか。
- 今回の体調や都合に合っていますか。難しければ作業を減らし、途中でやめても構いません。
この例は予定の下書きです。カレンダー登録、予約、買い物を実際に行った意味ではありません。外出の計画に応用する場合は、移動時間・営業時間・当日の天気を公式案内などで別に確かめ、余裕を残しましょう。予定に関わる事実の確認は第4回「答えを確かめよう」でも扱います。
一つの練習
使える時間が60分になり、休憩10分と予備10分は残したいとします。読書は今回は外すため、次に送るお願いの文を一つ書きましょう。AIを開かず、見本だけで練習しても構いません。
答えの例:「使える時間を60分に変えます。読書は今回は外し、机の片付けと紙工作の案にしてください。休憩10分と予備10分は残し、合計60分以内にしてください。」
見本だけで取り組むなら「片付け15分、休憩10分、紙工作25分、予備10分」が合計60分になるか確かめてみましょう。これも教材用の例です。自分に合う案へ選び直せれば十分です。
使う前にひと確認
練習に本名・住所・連絡先は必要ありません。詳しい住所や現在地を伝えなくても計画案は作れます。実際の予定や営業時間を使うときは、元の公式案内も確かめてください。
次は、第3回「会話で直してみよう」です。
教材確認日: 2026年10月2日 UTC
参考: OpenAI公式 Prompting、OpenAI公式・お願いの書き方、OpenAI公式・回答の正確さ。目的と条件を伝え、返答を見て変更し、必要な事実を確かめる考え方を参照しています。本教材の時間割や回答は独自に作成した架空の例です。
読み終えたら
- Chat(チャット)
目的や条件を伝える考え方を、日々の会話で使う形に移せます。
- Work(ワーク)
条件をそろえて伝えると、複数の手順がある作業を頼む準備になります。