基本 03 / 06
会話で直してみよう
希望を足して、答えを直す
今日のゴール
返答の直したいところを一つ見つけ、短い言葉で頼めるようになりましょう。希望と違う答えが返ってきても、最初から全部書き直す必要はありません。同じ会話で「もう少し短く」「この事実は足さないで」と希望を足せます。
今回は、架空の地域工作会へ送るメールの下書きを整えます。練習で使う本文や回答は教材用の例で、実際のChatGPT出力やメール送信結果、需要や効果の実測ではありません。見本を読むだけでも練習できます。
工作会へのメールを整える
できること
自分で書いたメールを、伝えたい内容を残して読みやすくできます。「丁寧にする」「短くする」と頼むときは、意味や事実を変えない条件も伝えましょう。文章を作ることと、相手へ送ることは別です。
短い手順
- 直したい文章を用意します。練習では下の架空の文を使い、本名・メールアドレス・署名・過去のやりとりは入れません。
- 「何を変えるか」と「変えないこと」を添えます。今回は丁寧な言い方にし、意味と事実は変えないと伝えます。
- 試す場合は公式ChatGPTの会話にお願いの文を入れ、入力内容を見直してから送ります。これはAIへの依頼です。実際のメール送信はしません。
- 元の文と回答を比べます。足された事実があれば、同じ会話で続けて直してもらいます。
コピーできる例
次の文章を、架空の地域工作会の運営窓口へ送るメールの下書きに直してください。丁寧で、かたすぎない言い方にし、件名と本文を分けてください。本文は4文以内にしてください。意味と事実は変えず、本文にない名前、日付、時刻、予約状況、料金、支払いの話は足さないでください。文章を作るだけで、送信はしないでください。 元の文章:案内見ました。工作会に参加します。何時からですか。持っていくものはありますか。
回答の見本
以下は教材用に作った回答例です。
件名:工作会の開始時刻と持ち物について
案内を拝見しました。
工作会に参加します。
開始時刻と、持ち物が必要かどうかを教えていただけますか。
よろしくお願いいたします。
言い方は丁寧になりましたが、開始時刻と持ち物はまだ分かっていません。質問として残っている点を見ましょう。「丁寧な文章ができた」ことと「予定が確認できた」ことは別です。
頼み直し
失敗例として「明日10時の工作会に参加します。参加費1,000円は支払い済みです」と書かれていたら、元の文にない日時や支払いが加わっています。この文はそのまま使いません。
元の文章にない「明日10時」と「参加費1,000円は支払い済み」を削除してください。開始時刻と持ち物を尋ねる内容は残し、本文を3文以内にしてください。新しい事実は足さないでください。
修正後の見本も教材用の例です。
工作会の案内を拝見しました。
参加しますので、開始時刻と、持ち物が必要かどうかを教えていただけますか。
よろしくお願いいたします。
参加する意思と二つの質問が残り、本文は3文です。短くするときも、意味が変わっていないか確かめましょう。
補助例:借りた本のお礼
友人に借りた本を返すときの短いお礼も、同じ会話で直せます。まだ返す日時が決まっていないなら、日時や場所を決めず、親しみやすい文にしてほしいと頼みます。
友人に借りた本を返すときに添える、短いお礼のメッセージを考えてください。まだ返す日時は決まっていません。日時や場所は決めず、親しみやすい文にしてください。
回答の見本は「本を貸してくれてありがとう!楽しく読ませてもらったよ。返すタイミングを相談させてね。」です。これも教材用の例です。実際にはまだ読み終わっていないのに「楽しく読ませてもらった」と感想を足すと、事実と違うかもしれません。
まだ読み終わっていないので、そのことが伝わる文にしてください。お礼は残して、2文にまとめてください。
修正後の見本:「本を貸してくれてありがとう!まだ読み終わっていないので、返すタイミングを相談させてね。」希望した2文か、実際の状況に合っているかを読み直します。
確認
- 工作会の元の文で伝えた参加の意思と、尋ねたい2点が残っていますか。
- 知らない日付・時刻・料金、まだしていない予約や支払いが加わっていませんか。
- 言い方が自分の状況に合っていますか。謝罪や感想も、実際と違うなら直します。
- 本当に使うときは、AIとの会話の外で宛先や署名を入れ、宛先・件名・本文・添付ファイルを送信前に見直します。下書きを整えることと、相手へ送ることは別の操作です。
不要な個人情報は省き、必要な情報だけでも文を作れるか考えましょう。仕事などの非公開資料では、所属先のルールを先に確認します。情報の選び方は第5回「入力する情報を選ぼう」でも学べます。
一つの練習
最初の工作会メールの見本を、参加の意思を変えずに3文以内へ直したいと考えてください。次に送るお願いの文を一つ書きましょう。AIを開かなくても構いません。
答えの例:「参加しますという意思と、開始時刻・持ち物を尋ねる内容は変えず、本文を3文以内にしてください。」
最初の見本と比べて、残すべき内容を3つ言えれば十分です。実際のメールやメッセージを送る必要はありません。
教材確認日: 2026年10月2日 UTC
参考: OpenAI公式 Prompting、OpenAI公式・お願いの書き方、OpenAI公式・回答の正確さ。文章の目的・条件・変えない点を伝え、回答を見て頼み直す考え方を参照しています。本教材の架空の文章や回答は独自に作成した例です。
読み終えたら
- dots(ドッツ)
会話を続けながら考えを整理する場面で、できることを確かめられます。
- Voice(音声で会話)
声での会話でも、やりとりしながら希望を伝える使い方を知れます。